メディカル > 関節・筋肉・皮膚 キャッツクロー

 

 

 

 

Cat`s Claw

キャッツクロー


キーワード

関節リウマチ

 学名  Uncaria tomentosa
 分類   アカネ科カギカズラ属
 使用する部位  根、樹皮
 主要成分  オキシインドールアルカロイド、トリテルペン化合物、ベータシトステロール
 ハーブの働き  リウマチ
 サプリメントとしての作用  消炎、鎮痛、免疫調整
 サプリメントしての注意点  皮膚移植患者、臓器移植患者、3歳以下の子供。妊娠中、授乳中の人は使用しない
 使用は控えるべき点  上記のほかに、自己免疫疾患、免疫抑制剤服用者、血圧の薬を服用している人

■キャッツクローの特徴

鋭いネコの爪にも見える鉤状のトゲをもつハーブ。

アマゾン流域の熱帯雨林や中南米の熱帯地域が原産で、大型の蔓性灌木である。

棘は動物から捕食されにくくするためだとされているが、幹や枝に蔓を固定することともいわれている。

熱帯雨林では、着生する木の林冠まで蔓を伸ばすこともあり、30メートルを越す長さもある。

■分布

ベリーズ南部からパラグアイまでの中南米のアマゾン・亜熱帯地方に分布。

■薬としての歴史

何世紀にもわたって中南米の先住民、特にペルーの先住民の間では、2種類のキャッツクローが体の不調や病気の治療に用いられてきたとされる。

インカ帝国の勃興以来、キャッツクローの樹皮と皮の製剤をペルーの多くの先住民たちが喘息、関節炎リウマチ、尿路感染、腎疾患、炎症、がんの治療に利用してきた。

キャッツクローは、発熱や腸の病気、淋病の治療、避妊薬としても利用されてきた歴史がある。

熱帯雨林の先住民たちはいまでも、同じように利用している。

リウマチの民間特効薬として、ペルーでは広く知られている。

現在では、人気のハーブで過剰採集が問題となっている。

■現代のハーブ療法

キャッツクローは、強力な免疫系刺激剤とハーブ療法では考えられている。

繊維筋痛症、慢性疲労、単核細胞症(伝染性単核球症)、帯状疱疹など、多くの慢性疾患に効果があるとされている。

特に強力で抗炎症作用があることが、近年の研究でわかってきた。また、安全性が高く副作用も少ないという。

この抗炎症作用は変形性関節症関節リウマチで生じる関節の腫れや痛みの治療に用いられる。

胃炎や潰瘍、神経痛にも使われている。

 

また、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)による胃腸障害の予防にも用いられている。

腫瘍抑制作用も期待され、がん治療に補助的に使われている。

HIVや免疫系の疾患にも効果が期待されている。

■リウマチ

関節リウマチとは、免疫系の異常により、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気だ。
腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点である。
手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴だ。
その他にも発熱や疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもある。

 

原因としては、自己免疫がなんらかの異常を起こし、自分自身を攻撃してしまうと考えられている。

それにより炎症が起き、関節の腫れや痛みとなって現れる。

主に30~50代の女性に起きやすく、60代以降の発症も少なくはない。

 

初期症状としては、貧血、目の充血・乾き、視力低下、口の渇き・口内炎、息切れ、微熱、疲労感、倦怠感、食欲不振がある。

リウマチかもと思ったら、専門医の診察の受診をおすすめする。

最近の研究では早期発見・早期治療によりコントロールできるとされている。

 

リウマチの詳細については、こちらのページ(現在作成中)で記載する。

■リウマチとキャッツクロー

現在使用されているリウマチの治療薬は、主に3種類ある。

 

●抗リウマチ薬・・・

抗リウマチ薬は、リウマチの原因となる自己免疫異常をできるだけ正常に戻そうとする治療薬。

 

●非ステロイド抗炎症薬・・・

炎症を抑え、痛みを和らげる目的の治療薬。広く神経痛の薬としても使われている。

 

●副腎皮質ステロイド薬・・・

同じく炎症を抑える薬。一番作用が強い。

 

いずれも、作用が強い分副作用も強い。

また、科学的に作られた成分のため生体に思わぬ副作用が出ることが往々にしてある。

 

その点、キャッツクローは前述したとおり、安全性と有効性に関する科学的研究がなされ、

副作用の少ない抗炎症薬としてWHOでも認められた。

■使用方法

キャッツクローは主に4つの使用方法がある。

 

●ティー・・・

樹皮1gを水250mlに入れ、よくかきまぜ15分間煮出す。濾して冷まし、1日1~3回1杯ずつ飲む。

 

●チンキ剤・・・

1~2mlを1日1~3回使用する。

 

●エキス剤・・・

乾燥させ粉末にした抽出物を水に入れて混ぜる。

 

●カプセル剤(サプリメント)・・・

フリーズドライや水抽出物を限外濾過などをすることで、有効な化合物だけを抽出したものもある。

■あなたへお勧めの香り

美と健康を保ちたいあなたへ ~ビューティー~

【ブレンド内容】

●ローズアブソリョート

●ラベンダー

●ゼラニウム

●ネロリ

●ベンゾイン

●サンダルウッド

花粉や風邪などで通年、鼻づまりが気になる方に ~クリアノーズ~

【ブレンド内容】

●ペパーミント

●ユーカリ

●ラベンダー

●ティーツリー

元気を出したいあなたへ ~ファイン~

【ブレンド内容】

●オレンジ

●ベルガモット

森林浴で癒されたいあなたへ ~フォレスト~

【ブレンド内容】

●ローズアブソリュート

●トンカビーンズ

●ヒバ

●クロモジ

●レモン

●ローズマリー など