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Lemon Balm
レモンバーム
キーワード
ストレス ヘルペス
学名 |
Melissa officinalis |
分類 | シソ科セイヨウヤマハッカ属 |
和名 | セイヨウヤマハッカ |
症状別の効果 | 不安とストレス、消化作用に |
作用 | 鎮静、鎮痙、抗菌、抗ウイルス |
使用は控えるべき点 |
特にない |
■レモンバームの特徴
レモンバームの葉をこすると、あたりにミントとレモンを合わせたような爽やかな香りが広がる。
その芳香はとりわけミツバチをひきつけ、それがこの植物の名前の由来ともなっている。
属名「Melissa」は、ギリシア語でミツバチを意味する。
レモンバームは、2000年以上前から養蜂植物として栽培された歴史がある。
(働きバチの腹部の先にあるナサノフ腺というフェロモン分泌腺があり、そこから良い蜜が豊富にある場所を知らせるための香りが放出される。このナサノフ腺が出す物質と同じ化学物質の一部が含まれるからといわれている)
料理の香りづけとして、また、薬草としても活用されてきた。
セイヨウヤマハッカ属は地中海地方とアジアが原産で、種類は3.4種類ほど。
そのうち、レモンバームは丈が30~90㎝の直立の多年草。
茎は毛がまばらに生えているか、全体が細かい毛で覆われている。
対生の葉は形がほぼ卵形からひし形で、緑のひだが扇状に波打つ。
新鮮な葉をつぶすと独特のレモンオイルのような香りを放つが、乾燥すると香りはほとんどなくなる。
夏の終わりに、淡い黄色、ピンク、白い花を咲かせる。
■分布
レモンバームはもともと南ヨーロッパ原産。
現在では、ヨーロッパ全土、カナダ、アメリカと広く分布している。
■栽培と収穫
耐寒性が強く、日陰でも育つ比較的育てやすい多年草のハーブ。
こぼれ種でもひろがっていく。
新鮮な葉は香りも風味もいいので、ハーブガーデンやプランターなど育てるのにも適している。
自分で育てた葉をつみとって、おいしいレモンバームティーやをホットでもアイスでも楽しむことができる。
■薬としての歴史
人々は発熱するとレモンバーム入りのワインを飲み、刻んだ葉を創傷の治療薬として用いられてきた。
アラブ人もまた、心臓の不調やうつ病の薬、記憶力や精神力を強める薬として使用してきた。
9世紀にはレモンバームの力に感銘を受けたカール大帝が男子修道院の薬草園にレモンバームを植えるよう命じた記録がある。
中性やルネサンス期には、外傷や消化不良の治療薬、不安や不眠の緩和にも用いられた。
■現代のハーブ療法
今日では、ホップは気分を和らげ、穏やかにするとされる。
乾燥したホップをサシェ(香り袋)を枕の下に入れると、不眠が改善し、穏やかに眠りにつける。
また、ホップティーは神経の緊張を和らげるのに役に立つとされる。
さらに、ホップの苦味は消化を促進し、過敏性腸症候群に関係する消化管の筋肉の痙縮(つっぱり)を緩和する可能性がある。
■用途
・消化作用
・神経過敏
・不眠症
・更年期障害
ビール醸造だけではなく、食欲や消化の促進、歯痛や神経痛の緩和、不眠を改善する薬用ハーブだ。
また、月経前症候群、生理痛の軽減、更年期障害を和らげるとされる研究報告がある。
8-プレニルナリンゲニンという化合物がホルモンの働きに影響を及ぼすとされている。
今後ホルモン療法においても期待されている。
■最近の研究
生薬としても健胃、鎮静効果があるとされ、またハーブの一種としてヨーロッパでは民間薬として用いられている。
ホップには苦味成分、香り成分の他、キサントフモール、イソキサントフモール、8ープレニルナリンゲニンといった機能性を持つ物質が多く含まれている。
8-プレニルナリンゲニンは、吸収しにくいものの組織に蓄積しやすいとされる。
これらホップ由来物質の多彩な機能性が科学的に研究され、エストロゲン様作用による更年期障害の改善作用、睡眠時間延長作用、鎮静作用、II型糖尿病患者に対するインスリン感受性の改善作用、胃液の分泌増加作用、イソフムロンの肥満予防効果などが報告されている。
また、血糖値上昇を抑えたり、肝臓のコレステロールや中性脂肪の抑制、善玉コレステロールの上昇などの血中脂質に与える影響、動脈硬化抑制作用、血圧降下、肥満抑制作用などが報告【脚注1】されている。
■使い方
緊張や不安の緩和:サシェなどの香り袋に入れて枕元に置く
直接接種:ホップティーにして
脚注
地域新興、雇用創出を目的としたベンチャー企業です。医療、福祉、健康、美容のハーブ製品の研究開発を行っています。 世界の子供を救いましょう。"Let`s work together to help the children all over the world! The children are our future"
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