Ashwagandha
アシュワガンダ
学名 |
Withania somnifera |
分類 | ナス科イガホオズキ属 |
使用する部位 | 根 |
主要成分 | 苦味アルカロイド |
症状別の効果 | 疲労、アンチエイジング、無気力、不眠、ストレスを鎮める |
作用 | 加齢に対する強壮剤、抗炎症作用、不安、鎮静、緩和、免疫賦活 |
使用は控えるべき点 | 甲状腺治療薬を服用中の人、妊娠中は避ける |
■アシュワガンダの特徴
サンスクリット語でアシュワガンダとは「馬の匂い」という意味で、フレッシュな根のつんとくる匂いからか、あるいは馬のように力強く精力的であると言うことからきていると言われている。
他にも、滋養強壮や若返りの妙薬ともいわれている。
■分布
インドの乾燥地帯や北米に分布。
■薬としての歴史
インドでは、4000年以上前から薬草として扱われ、アーユルヴェーダの医師たちは、病気後のケアとして患者に処方してきた。
その効能の高さから、「女王」として評価されていた。
中国漢方で使われている高麗人参と似ている事からアシュワガンダはインディアンジンセンとも呼ばれているが、高麗人参と違ってアシュワガンダには気持ちを落ち着かせる鎮静作用がある。
学名にも使われている”somnifera”はラテン語の“眠気を誘う”と言う意味からきているとされている。
また、古くから精力増強や疲労回復、不安、肌のトラブルなどに使用されてきた歴史がある。
■現代のハーブ療法
気持ちを落ち着かせるためや抗炎症、呼吸器系の病気、脳梗塞、高血圧、睡眠障害に良いとされ、
最近のハーブ専門家は、特にストレスを和らげ、免疫力を高める為に使っている。
不安症、不眠症、うつ病への効果も期待され、抗炎症と言う事で関節炎やリウマチなどにも取り入れられている。
最新の研究では、アシュワガンダの根っこに、抗酸化、抗炎症、免疫システムの調整、神経炎、抗ストレスの分野に効果があることがわかってきた。
■生態
高さは1~2mに成長し、5cm~10cmほどの葉を1年中付け、2cm位の星型の花に赤い実を付ける。
自然に生えているものと栽培されたものとでは、花や種、根の大きさなどが違い、根はハーブの薬として使われる。
栽培は19世紀の後半から盛んに行われるようになり、種から簡単に育ち、乾燥していて水はけの良い土壌を好むとされている。
■アシュワガンダの成分
ステロイドラクタン類であるウィザフェリンAやウィザノンがアシュワガンダの効果の主となっている。
また、サポニンはポリフェノールの一種、タンニンはフラボノイドの一種でいずれも抗酸化作用があり、体のサビをを防止してくれる。
■薬としての効果
1.血糖値を下げる
2.筋肉増強効果&細身効果
3.ストレスや不安を取り除く効果
4.コルチゾールを減らす効果
5.炎症を抑える効果
6.動脈硬化の予防に
7.細胞の酸化を予防して、若返り
■購入するには注意
アシュワガンダは2013年に薬事法でその活性成分であるウィザフェリンAが医薬品のみに使用可能と規定された。
その為、国内では健康食品、サプリメントしての販売はされていない。
購入する方法としては、
個人輸入、大手通販サイト、個人輸入のサイトがある。
購入する前に、一度医師に相談することをおすすめする。
■安全のために
鎮静作用、吐き気、下痢などの副作用もあるので注意が必要。
また、甲状腺ホルモンの働きを刺激する恐れがあるので、甲状腺治療をしているのならば医師に相談することをおすすめする。
妊娠中の服用は避ける。
鎮静剤との併用も避ける。
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